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中村 中
中村 中

中村中の1年7ヶ月ぶりのニューアルバム。聴きごたえたっぷりのボリューミーな作品となった今作についてお聞きしてきた。

=中村中=
2006年6月28日、シングル「汚れた下着」でデビュー。同年9月にシングル「友達の詩」をリリースし、大きな話題となる。心な音楽ファンだけでなく、年齢・男女を問わない幅広い層からの支持を集める。5月よりアコースティックツアー阿漕な旅2012~未来に宛てた手紙~がスタート。

最新アルバム「聞こえる」は脱力がテーマなんですね。
昨年東日本大震災という日本にとって大きな出来事が起きて表現者として自分のことよりも、日本人として希望への道しるべを作らないといけないと考えました。日本は今リスタートしていますよね。今まで踏ん張って生きてきたけど、更に踏ん張り所。私自身も、前作までのアルバムは力み過ぎている気がして、次の作品は作り方を変えたい思っていたんです。そのためには「脱力」することが必要かと考えていて。日本が再生するということと私の漠然と考えていた事に共通するものがある気がしました。これまで走り続けてきたエンジンで更に踏ん張るのは危険、一度エンジンを切ってみる必要があるんじゃないかと。
音楽を作り替えたい?
漠然とですが。これまでの音楽を聴いて下さった方からよく「映画を観ているような感覚」「小説を読み切ったような」という言葉をかけてもらっていたんですが「素敵な音楽ですね」という音楽そのものについての言葉をかけてもらった事はないんです。もう少し私の音楽を気軽にシンプルに捉えて欲しいと思うようになっていたんです。ドライブしながらも聞ける、みたいな。
中村さんの作品からは独特の世界観を感じるから何かあるという固定概念を持った見方をしてしまうのは分かります。
そうですか(笑)。中村 中が作ってきた凝り固まった世界観を一度打破したいという思いから「脱力」を考えていたのですが、そう簡単には変えられないんですね。中村 中というアーティストは私だけでなくスタッフ、リスナーみんなで育ててきた一つの個性なんですよね。
今回は笹路正徳さん(SPITZ,UNICORN等数々のプロデュースを手がける)をプロデューサーに迎えられましたね。
アーティストという仕事は色んな人に出会える仕事なんですね。そして色んな方とご一緒させていただくことで知恵の交換が出来るんです。ベテランの方とご一緒することで色んな事を吸収したいし未熟な私の考えなんて壊してほしいと思っています。ベテランの方は私よりも多くの物を見て聞いて感じて経験豊富ですから。笹路さんにはアルバムの流れだけお伝えして楽曲を渡しました。
アルバムの流れとは?
人生においての浮き沈みです。笹路さんに渡した時にはもう曲順は決まっていて全体にグラフのようになっているんです。1曲目の「タイムカプセル」から5曲目の「風船女PART2」まで昇ってゆき6曲目の「見世物小屋から」から降りてゆく。そして「闇のまん中」=どん底まで落ちてゆく、という。
笹路さんからどんなアレンジにあがってくるか楽しみでしたか?
すごく楽しみでした。笹路さんとは楽曲について楽譜で会話をしていました。笹路さんは「もし分からない事があってもそのもやもや感、もやもやしている時間をいかに楽しむか。それが作品の良さを決めるよね」とおっしゃったんです。こう言われて笹路さんと私は考えている事が似ているなって思いました。笹路さんのような経験豊富な方とご一緒できて良かった。ラッキーでしたね。
今作は昔から書き貯めていた曲はあるのですか?
今回の作品は全て震災以降に書いた作品です。震災が起きて出演を予定していたイベントなども中止になっていくなかで私自身何かに支えられたくなったんです。でも周りの人も必死だし守るべき人もいるだろうから人に頼っちゃいけない、自分で自分を守れる人にならないといけないとも思いました。そうして私に出来る事を考えた時に思い浮かんだのは音楽をつくる事、という事だったんです。7曲目の「またあした」は一番最初に作った曲なのですがこの曲を作った事で落ち着きを取り戻せたような気がします。
笹路さんにアルバムのグラフを伝えたとありましたが、「闇のまん中」は上っていくことなのですか?
勿論です。このアルバムは希望への道しるべですから。私達はどん底の闇の中に落ちても希望を探すと思うんです。闇の中のどこに希望があるの?って思われそうですが必ず出口はあるんです。その出口を、私は闇のまん中にみつけました。最後の「闇のまん中」、タイトルの「聞こえる」に出口のヒントを残しています。私は出口をみつけました。あなたにもみつけてほしいです。
これは再生への物語 あなたには何が聞こえる?
前作「少年少女」以来、約1年7カ月ぶりとなる5枚目のオリジナル・フルアルバム。
私たちが生きてきた「時間」を見つめ直すことが、このアルバムのテーマとなる。不透明な未来、窮屈な現在、後悔だらけの過去、どの「時間」にも形を変えて現れる“心の闇”にフォーカスしながら、この物語の終点でもある“闇のまん中”で聞こえる「何か」に、私たちは再生する術を見いだすことになるだろう。この時代と響きあう一枚がここに完成。あなたには何が聞こえる?
聞こえる
【アーティスト名】中村 中
【タイトル】聞こえる
【レーベル】ヤマハミュージックコミュニケーションズ
【アーティストURL】http://ataru-atariya.com/
【価格】 3,000円(税込み)
【発売日】2012.4.18